高校の友達って例えるなら「ふるさと」みたいなものだと思いませんか?

すいません。唐突に何を言い出すのかと思ったことと思います。
もうちょっと説明させてください。

私たちは日々いろいろなコミュニティに属しています。
家族、会社の人、大学の友だち、バイト先の友だち、ママ友、たまたま飲み屋で出会った人、、、。

そのなかで思うのは、人間一つのコミュニティだけにこだわりすぎないほうが良いのではないかということ。

仕事の人間関係だけになってしまったら、仕事で辛いことがあったとき、自己肯定感を保ち続けるのが難しくなってしまうように思います。

だから人間できる限りいろいろなコミュニティに属しておいた方が良いような気がします。
言い換えると、依存先を増やすということにもなるのかもしれません。


さて、ここで最初の話に戻るわけですが、
そのなかでも所北のコミュニティの安心感って半端なくないですか?
もしかしたら、ただの気のせいかもしれません。
ただ、傾向的に所北の卒業生はそう答える人が多いような気がするのです。

それは所北生の人の良さであったり、思春期の多感な時期に出会った人たちだからだったり、いろんな要因があるのかもしれません。
理論的に説明できなくても安心する「気がする」ということが大事なんだと思います。
そう思うからこそ同窓会というものにも存在意義があるんだろうと信じて、僕らはずっと活動してきました。

しかしコロナ禍はその希望を打ち砕くにはあまりにも強大すぎる出来事でした。

人と人とが直接出会うことが起こす奇跡みたいのをずっと信じてきたので、大人数で集まること自体が悪となってしまった今の時代に、同窓会の存在意義が果たしてあるのだろうか、、、。実際我々同窓会の活動も縮小し、ここ数年は全くと言っていいほど組織的な活動ができませんでした。

それでもなんとか、感染の拡大が完全に収まったわけじゃないけど、一筋の光が見えて来たのが昨年2022年。同窓会として北高祭にも3年ぶりに参加し、対面の活動を本当に久しぶりに再開させることができました。

そして、2023年、所沢北高校は創立50周年を迎えます。

我々同窓会として意地でも2023年を何もしないまま終わらせるわけには絶対にいきません。そして、一度止まってしまった同窓会の歯車を回すのにこれ以上絶好のタイミングはありません。

2023年、所沢北高校が創立50周年を迎える年に、7年ぶりに大同窓会「LINK LINK LINK」を開催します。

所沢北高校は、この50年の間に約1万8,000人もの卒業生を輩出しました。その一人ひとりが所北で過ごした3年間に多かれ少なかれ何らかの影響を受けていて、逆にその1万8,000人の誰が欠けても、所北は今の所北にならなかったような気さえします。

そんな50年分の青春が集まって、そしてまたそれが新たな青春になるような、そんな会にしたいと思っています。

高校の友達と連絡を取る手段がポケベルからメール、LINEにそしてもっと別の何かに変わっても、対面で直接会って話すこと、そして同じ時間を共有することの価値だけは何年経っても変わりません。

コロナ禍を打ち砕いて、所北50年の歴史の集大成の会にしたいと思っています。


LINK3実行委員会委員長(所沢北高校同窓会副会長)
筒井貴大

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