これだけSNSでも発信させていただき、招待状もみなさんのおうちに届きつつあるので、さすがに今年所北が50周年を迎えるらしいこと、11/3に何かイベントをやるらしいこと、そのこと自体はある程度浸透してきたと思っています。
ただ、その先に続くかどうかは別問題。
「別にLINK3である必要がない」「だったら学年やクラスの同窓会をやったほうが良い」そういう声が多いこと、僕自身が痛いほど一番わかっているつもりです。「同窓会」というもの自体が様々な文脈で、あまり良い印象を持たれていないことも理解しています。
それに対しては「とりあえず、今年は50周年だから許して欲しい」ということに尽きます。所沢北高校の創立50周年は今年しかなくて、所北の50周年を何もやらずに済ませるわけにはいかない。それは所北と所北で出会った人たちに人生を変えてもらった僕自身の見栄とプライドです。
そのうえで、なぜみなさんにこのイベントに来て欲しいかを少し説明させてください。
僕は去年母校の大学の学園祭に卒業以来3年ぶりに行きました。ただ、これは本当の話なのですが、学園祭の出し物を一切見てないのです。昼間に大学の近くのカフェでお茶して、大学の中の模擬店を適当に買って、夜は酒飲んだだけです。
つまり何を言いたいかというと、大学祭自体を見に行きたかったわけではなく、大学祭をダシにして久しぶりの人たちと会いたかっただけということ。
それを踏まえて、今から実行委員長としては問題発言をします。
LINK3をそういうものとして使ってください。
もちろん、僕たちはこのイベントに向けて、数々の企画を全力で準備しています。
それを見てもらうだけでも価値があると思っています。
でもそれは単なる調味料でしかなくて、そもそも来場してくれるみなさん(つまり素材)がいないとこのイベントは成立しません。
今回のイベントは企画には十分な自信を持って臨んでいますが、それだけがトリガーとなって来場してもらえるほど甘くないことを理解しているつもりです。
そう考えると、なぜこのイベントに来るのか、それは先生や旧友と再会できるからに他なりません。
だからこそ僕らはこのイベントにできるだけ多くの先生や卒業生に来てもらわなくてはいけないし、そうすべく努力をしています。
僕は常々LINK3はきっかけでしかないと思っています。
今の世の中、LINEという便利なものがあるにもかかわらず、仲が良かった友人たちと意外と疎遠になってしまうことがあります。
LINEで繋がっているからいつでも連絡できるっていうことが、逆に連絡取ることへのハードルを上げているのかもと思ったりもします。
そもそも久しぶりに連絡するってすごく勇気のいることです。何かきっかけがないと難しいですよね。
LINK3をそのきっかけに使って欲しいってずっと思っています。
きっかけとしてだけ使ってもらえたら、あとは任せてください。絶対に楽しませる自信があります。
これだけいろんなことが起きて、何を信じて良いのかわからない世の中、やっぱり所北生と会うことに価値があると僕は信じています。
高校時代、今みたいにお酒の力を借りなくてもあんなにくだらないことで笑い合えた人たちのことを少なくとも僕はこれからも信用し続けるし、これからも関係を続けていきます。その人たちと11/3、航空公園で再会したいし、してほしい。それだけが今の僕の願いです。
(筒井)